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Flashを使わず画像を変更させる

ホームページを作る際に、ヘッダー部分(画面の上部)にサイトのイメージ画像を配置する事はよくあります。そして視覚的効果を狙って、動きのある画像にしているサイトも多く存在します。

今までのコーディングには、画像や文字を変化させながら表示させる方法として「Flash」を使う事が多くありました。当事業所では製作費削減やユーザビリティの観念を重視すべく、Flashの使用を推奨しない方法を取っています。
別にFlashが悪い訳ではありませんが、IE6ではすでにFlashのサポートも終わっており、正常な動きをしてくれません。またスマートフォンでも期待した効果は少ない現実があります。
すでに2010年を境に、使用しているサイトとしていないサイトは逆転し、使用しないサイトが50%超えになってきました。

しかしFlash使用の全てを否定する事はできません。Flashの動きは視覚的効果を狙うには良い方法だと思います。
私はホームページ自体を定期的にイメチェンしたり、戦略変更に伴ってデザインレイアウトやコンテンツ部分の入れ替えを行いながら運営していく方法を取り入れております。その結果として、その度にFlashを作り直していてはランニングコストもかかってしまいます。
そこで画像を変更させる事でコストを抑え、動きも加えていく方法を推奨しています。

単なる静止画ではなく、やはり動きのある画像を利用したいというクライアント様には、代替えFlash(擬似環境)をJavascriptを使って表現するようにしています。
Javascriptの通常の動きでは、切り替え時の感覚がロボット的で瞬時に変わる作り込みになってしまいます。そこで少しスライドショー的な感覚、いわゆる「フェードイン・フェードアウト」を利用すれば見る人の感覚は違ってきます。
これを実現可能にするには「jQuery」というものを利用するといいでしょう。

画像に文字を挿入し、それをjQueryを使ったスライドでフェードさせると、擬似Flashの環境に近づきます。イメージに飽きてくれば画像を変更するだけで済みますので、お客様に余分な更新費を請求する事なく解決できます。
サイト運営を10年スパンで考えた場合、どのように更新していくかという方法を予め予測した上で、初期の作り込みをしていく必要があります。
この提案無しに製作側の意図だけで進めていくと、後に問題が生じるかもしれません。

前もって様々な可能性・・つまり「リスクと効果」を、お客様にどこまで説明しておくかがコミュニケーションを取っていく上での重要な要素だと考えます。
仮に自分の趣味で作るという方にとっては、Flash技術も向上していますので、追及して製作する事も楽しみの一つであると思います。業務として考えた場合は、流行という物は一度横に置いて、いかにクライアント様の希望を表現するか、そして今後の運営持続を考えたランニングコスト面も考慮して提案していく事が、互いに信頼し合える環境が整うのだと思います。

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