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アクセス解析の検索キーワード

2016年11月頃からアクセス解析の中で取得できていた「検索キーワード」が激減している現象が出ています。
複数の解析を見ても、キーワード取得が難しい状況が続いており、仕事の弊害になっている方もおられるのではないでしょうか。

【ブログアクセスやSEO対策】
ブログアクセスに関して検索キーワードを参考に記事を掘り出している方もいるでしょう。またSEO対策の一環として検索キーワードは重要な手掛かりになります。
では、なぜこのような激減現象が現れだしたのか、私なりにもいろいろ仮説を立てて検証していました。

・アクセス解析の種類によってバグ等が出ているか
AWstatsやGoogle analytics、その他CGIによる独自解析などの検証を進めてみても、全てにおいて検索キーワードのみ激減していました。Goole経由やYahoo経由の検索数は増えているのにキーワードだけがない。
そしてキーワードが一ヶ月に300以上あったサイトでも10数個程度しか出ていない。これは明らかにおかしいということで、2~3ヶ月様子を見ても全く改善される気配がない。

・他に原因があるとしか思えない
次の思考として、検索エンジンに何か変化があったのではないか。よくGoogleのアルゴリズムが変わって何かしら変化の対応を求められる場合がある。今回もそれに近いものなのか、Googleの発表を見直してみる。
しかし全検索がSSL対応になった事ぐらいしか見当たらない。というわけで、コレも違うかと流していたのである。

【暗号化するためのSSL】
何のために検索をSSL化しているのか。そして近年言われかけている全サイトのSSL化。これは通信時における情報の暗号化である。プライバシーの保護という観点から、フォームやECサイトでは多くの対応がされている。
検索時にもこの暗号化が標準化されていくとどうなるか。
そう、プライバシー保護の観点から暗号化されてしまうという事ではないのか。つまり、キーワードを元に訪問者が何に関心を持っているのかという個人情報を取得しにくくなっているということではなかろうか。

そうなってくると今までの暗号化によるキーワード取得不能な状況に納得がいく。また世界的に見るプライバシー保護の間違った方向性が出始めているのかもしれない。
「情報は金になる」と言われてから、日本国内でも学校では名簿が無くなり、企業では個人情報のため教えられない、コメントできない・・という対応。
クライアントからドメインの相談をされて、契約時の情報を伝えているのに本人確認ができないので第三者には教えられないとか言われてます。何のための代行業者なんだか・・

そんな訳で、検索キーワードも保護されてしまったということなんでしょうね。これでどうやって検索キーワードに強いSEO対策をするんだか。私は元々対策費用をお客様に頂いていなかったからいいんだけど、それを生業にしている業者さんは苦労するかもな・・と思いながら、この仕事のやり難さを痛感している状況です。
何か良い対策出てこないかな。

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