現在SNSは多様化してきています。
その代表的なものには、「Facebook / twitter / LINE」がありますが、その中でも日本国内においてビジネス活用されている割合が高い「Facebook」について考えてみます。
今後、日本のマーケットにおいてFacebookはどのように利用され、どのくらいの規模にまでシェアを伸ばしていくのでしょうか。
様々な持論を展開している方がおられますが、私もその動向には気になる所で、資料等を見ながら検討を重ねている状況です。
「短期・中期・長期のスパンで考えてみる」
短期で見てみると、海外での利用者数が多い事から、輸出入を伴ったグローバル企業には適した戦略といえるでしょう。
日本国内のシェアを見ると、スマートフォンの利用者数増加に伴って、SNSの浸透率も増えていく事が予想されます。やがてはスマートフォン所有率は70~80%にもなると言われています。
しかしSNS大手が複数存在するため、その影響は大きくシェアを分けられる事になるかもしれません。
その中でマーケティングターゲットを絞る場合、SNSを現実の延長として利用している20後半~50歳代の若年層から中年層に焦点を当てていく事が妥当だと考えます。
中期的・長期的スパンで見ると、現在の若年層が中年層へと移る10~15年後(2020年代)には、世の中のIT戦略は大きく姿を変えていくと思われます。
ビジネス世代のPCや携帯の保有率が限りなく100%に近くなり、利用率も会社・自宅をベースに100%に近くなるでしょう。
今よりも、シビアなIT戦略が必要とされる時代に入るかもしれません。
またこれらのIT技術の発展と共に、端末も複雑化され、IT戦略は大きく変化をしていかなければいけない時代に入ってきています。2011年頃よりWebの世界も「第4世代に入った」と言われ始めています。
これはPR広告的な第1世代から、プログラミングや通信網の向上により、魅せる媒体へと姿を変えてきた第2世代、そしてモバイルへの対応を強化された第3世代。
これからはSNS等を含めた双方向通信による「情報網の多様化」によって起こるWebでの交流が盛んになる第4世代へと変わっていきます。
お客様への一方通行の情報配信から、お客様との交流、さらにはお客様同士の口コミなど、現実の交流とWebの交流の垣根が薄れていく。
便利になる反面、あらゆる弊害も多くなり、企業はより一層のリスク管理が必要となる時代へと入ってきました。
SNSのビジネス導入は、「流行」という単純なものではなく、その役割と特性を理解した上で、より効率的な導入をすべき媒体なのかもしれません。