W3Cの基準に合わせる事

ホームページを作成していくにあたって、HTML言語を使用してレイアウトしていく際、W3Cの基準に従って書いていく事の重要性を考えてみます。

W3C基準通りに作っていく事が「SEO対策に有利」と捉えられている事もありますが、私の感覚ではあまり深い関連性はないと判断しています。
しかし複数ブラウザで表示確認、ユーザビリティの強化を考えた際には、基準通りの記述を心掛ける事によって見栄えではなく、誰もに優しいサイト構成になっているであろうと思います。
私は業者の立場として作成していますので、不特定多数の様々なブラウザや環境下で閲覧されても、それほど差を感じさせずに表示させる事を重要と考えているからこそ、勧告通りに記述しながら構築していきます。

これが趣味で製作している方の場合なら、そこまでのこだわりが必要かという疑問があるでしょう。
私も趣味で作成するとしたら、見栄えにこだわったサイトを構築していくと思います。勧告通りに記述していけば、今まで簡単に使っていた手法が減点対象になる事も多くあります。
別の対策を講じてまでしっかりと守っていく必要があるかという所が問題点になります。いろいろなサイトを見ていると、W3C勧告は結構無視されているサイトもあります。
それを否定する訳ではありませんが、仕事として請け負う以上、責任の持てるサイト構築を考えたいと思っているだけです。

趣味と仕事、表示結果は同じでも細かい部分で内容が違わなければいけないという自己満足が入っているように思われがちですが、W3C勧告に従う事は基本線の知識としていく必要があると私は思います。
本当の自己満足とは、綺麗な格好いいサイトをお客様の意思に反して、技術を売り込む姿勢だと思います。お客様の考え、その先を見据えてなお、ユーザビリティやアクセシビリティに配慮する事が、仕事に対する基本姿勢でありたいという考えだけです。

「W3Cに従う = 仕事だから」という単純な公式ではありません。総合的に見て、勧告を基準とする事が様々な方面で有意義なサイト構成にしやすいという点を強調したいのです。

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