ホームページ製作業者の契約内容には様々なシステムや料金体系があります。初期製作費は一度だけの支払いですが、サイト運営の中で気になる部分としてはランニングコストがあります。
主なランニングコストとしては、このような物があるのではないでしょうか。
1、月々の設備管理費
2、サイトのアクセス管理費
3、更新時の作業費
1、月々の設備管理費
設備費は使用するサーバーによって異なりますので、自社サイトに適したサーバーであるかを考える必要があります。
・サーバの選択肢はあるか
・スペックはどれぐらいの規模まで対応できるか
・オプションとしての機能は充実しているか
2、サイトのアクセス管理費
アクセスの解析管理に関しては、どのような内容を業務としているかという点が必要です。単にアクセス数や検索ワード、リンク先サイトなどの報告だけであれば、無料解析をサイト内に導入するだけで誰でも分かります。
問題はその先にあるマーケティング理論があり、それによって生み出される将来の展望が予測されるかという事が解析管理の大きな役割です。これらを読み取ってクライアント様に戦略面のアドバイスを送る事、これが「Webコンサルティング」という業務になります。
外部からの目線を以って、需要と供給側のそれぞれの立場から全体像を見る。そしてそこから何を生み出していくかを双方で考えていきます。Webの技術面だけをアドバイスするのはコンサルの仕事ではありません。
3、更新時の作業費
更新は自分で出来るようにCMS等を使ってサイト構築される業者もありますし、回数限定で更新料を無料にしている業者もあります。月にどの程度更新を必要とし、そのコストはどれぐらいになるのかを事前に予測しておく必要があります。
毎日のように何かを更新して新鮮な情報を発信したい場合には、ブログやSNSを併用して活用する方法が最適と言えます。
公式サイトは大きな更新を月1回~3ヶ月に1回行う程度が標準的と言えそうです。細かな更新でも月に3~5回程度までが大まかなラインになっていくでしょう。
それ以上の更新は先述のブログ等のシステムで対応すべきです。これらの状況を踏まえて、契約前に料金体系・・特にランニングコストの部分をしっかり確認しておく事をお勧めします。
更新の都度料金発生となると、なかなか動かしていく(生きた運営)事は難しいように思います。ただし更新作業は簡単なように思えても、専門知識が多少必要になる事は確かです。しかし何の知識も無く、言われるがままにする事は良い方法ではありません。
自社更新とまではいかなくても、最低限の知識は持っていて損はないと思います。