ホームページを作る時、自分の趣味的サイトであれば特に難しい事を考える必要もなく、自分が納得するように「楽しく作りこんでいく」事が醍醐味であると思います。
しかし業務として作る場合には、少し気を付けていかなければいけない事が出てきます。
「アクセシビリティ」
近年よく耳にするようになった言葉でが、これは様々な環境化の下でネットサーフィンをしている方に対し、それらの機能に対応させていくサイト作りの事です。
例えば、視覚障害の方には「音声認識ブラウザ」があります。また、四肢障害の方にはキーボードのみでの動作が必要になります。
「そのような比較的少ない割合の方だけのためにそこまで考えるのか」というのは理由になりません。例えば弱視、近視、老眼の方のために、バックの色とフォントの色、フォントサイズの可変性など、様々な要素を考えていく必要があります。
これらもアクセシビリティの要素の一つでもあります。
特に若い世代の方がサイト製作をする場合、小さなサイズでフォント固定し、水色や黄色、オレンジなどのフォント色を使って可愛さやクールさを表現しています。
そして、バックの色も黒地にして高級感を出したり、ピンクや紫といったカラフルな色を使ってオシャレさをアピールしたりしています。
もし自分の周りに老眼の年配者がおられたら、裸眼で読んでもらって下さい。そのような方々に「しっかりと見える表現がなされている範囲」という決まった枠の中で、自社の魅力を最大限に引き出せる作り込みをしていければ、業務用としてアクセシビリティを考慮したサイトになっていくでしょう。
・フォントは可変タイプにする
・白地に黒字といった王道を大切にする
・原色は避けて全体のコントラストを考える
・アクセント色に青は避ける(青はリンク色という認識が強い)
・黒地にするサイトなら、文字色や大きさを考える
・目に見えない部分にも多様なブラウザ対応タグを挿入しておく
全ての事を考えながらサイトコーディングしていく事が、趣味ではなく業務として成り立っていくものであると思います。オシャレなデザインに目が行きがちですが、これらコーディングの良し悪しは、最終的には内部SEO対策にも繋がっていきます。