外部のHTMLファイルをサイト内に読み込ませるタグ「iframe」、これを「アイフレーム」と呼ぶ人もいるようですが、きちんと「インラインフレーム」と呼ぶべきタグです。
以前は左カラムのメニューなどに利用されるサイトも多くありました。
iframeを利用するメリットとして、一つのHTMLを触るだけで全ページに反映されるという利点があり、50ページや100ページになるようなサイトでは変更が容易になります。
その反面デメリットとしては外部ファイルの読み込みとなるため、非対応ブラウザや場合によっては読み込みに時間がかかることがあります。
また、Strict DTDでは非推奨タグに指定されていますし、XHTML1.1では廃止されています。
代換案として、OBJECTタグの利用や、CSSでの装飾によって擬似環境を作り出すことが出来ます。
現在でもアフィリエイト広告や、Facebookのソーシャルプラグインなど、iframeを指定している事が多く、それらを有効に取り入れたい場合にどうしてもStrictだと具合が悪くなります。
様々な代換案もあるのですが、HTML5ではどうやら復活の兆しがあります。これだけサイト内にプラグインが増えてくると、どうしても有効活用するために必要なタグになってくるでしょう。
しかしHTML4.01で非推奨タグに指定されている関係もあり、プラグインのように「どうしても使う必要がある」という以外は、使用を避ける方が賢明かと思われます。
CSS装飾を使った類似環境で対応できるのであれば、レイアウト装飾の一部として無理にiframeを多用する必要はないと考えます。