CMSカートは自分で構築運営できるか

ネットショップを開設/運営する方法は様々ですが、ここでは自社ドメインにて、サーバー内に構築する方法を紹介していきます。

まず、比較的簡単に導入できる「CGI」を利用する方法があります。
これは通常のCGI設置の知識(少々のPerl言語/パーミッション)と、「form」のHTML記述方法が分かれば設置可能です。しかし商品が増えていくと管理や更新が手間になってきますね。

運用方法に広がりと安定感を求める場合には、データベースと連動させて運営する「CMS」を利用する方法があげられます。しかしその設置と導入には知識が必要です。
当事業所では「Zencart」を導入しておりますので、その方法を簡単に説明します。

1、まず「MySQL」のデータベースを設定します。
文字コードは「EUC-JP」で設定し、Zencartをダウンロードしてからインストーラーを起動をします。詳細はサイトに設置方法が記載されています。
MySQLのバージョンによっては、SQLパッチをあてていく必要があります。

2、基本データの編集を行います。(管理画面)
店舗情報や代表者名などを入れていき、送料や消費税なども編集していきます。その他通販に欠かせない「特定商取引法表記」「個人情報保護方針」「ご利用案内」などを編集していきます。

3、商品情報を編集していきます。(管理画面)
商品カテゴリや詳細情報を編集します。
サイズ選択やカラー選択等も設定できます。その他、お勧め商品や特価商品等も設定できます。
写真は管理画面の操作法によって複数枚入れる事も可能ですが、FTPから挿入する方が楽に行えます。

4、全体のレイアウトを編集します。
CSSとphpを編集し、ページレイアウトを変更していきます。これらの編集の際には必ずバックアップをとりながら行うといいでしょう。
「language」「template」関連で大抵行いますが、Zencartは利用者が多いため、ネット上で様々なスレッドが立てられていますので参考にできます。

結論として、CMSのページ作成および設置は、CSSとHTMLを理解した上でHPを手打ちで作成でき、なおかつPHP構文の意味を理解していなければ無理です。
「自分で簡単に導入できる」と言われる事がありますが、当事業所でも作業日数は4日から1週間となっています。かなり面倒な作業になりますので、曖昧な知識では設置はあきらめた方がいいでしょう。
挑戦するのはいい事ですが、趣味で設置するには労力を使いすぎますね。仕事としてやりたいのなら、勉強する価値はあります。

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