Facebookの広がりに期待する戦略

2012年ごろから日本でも少しずつ勢力を伸ばしつつある「Facebook」。
世界でもSNSの代表格でもあるこのFacebookですが、私も利用し始めて日が経ちますが、個人的な目的(趣味目的)で使っていても面白い事があります。
そして今、主に運用目的としているのは自社やクライアント様のサイトに影響を与える企業用アカウントです。

「Facebookページ(旧 ファンページ)」
この企業用Facebookページを作成し利用する事で、Facebookユーザーに限られますが情報を共有しながらコミュニケーションを深く掘り下げていく事が出来ます。
原則としてFacebookユーザーは実名の登録をしていますので、あまり過激な発言やデマを流したりはしないような感じを受けます。
しかし人の目を気にするあまり、核心に迫る批判やマイナス面での意見が出にくいために、正味の判断材料としては疑問が残ります。
「いいね!」という選択肢しかない。つまり悪い時は無反応、良い時だけ反応という形です。

そこで企業ページを運営していく時は、この良い面だけの拡散性を使う事で、反応率を見ながら戦略を立てていきやすくなります。
また企業としても誠実さやアフタフォロー等の綿密なお客様とのやり取りが、会社や店舗以外でも可能である事、そしてその情報は「いいね」や「シェア」の機能によって拡散されるので「口コミ」と似たような効果がある事がメリットとも言えます。
しかも自分の友達が言っている(拡散している)事なので、興味のある人は企業ページも見る事もあるでしょう。リアル社会においても一番理想的な顧客獲得法は「知人の紹介、確実な口コミ」です。
これを実名制を原則としたFacebookなら、ネット版の確実な口コミになりうるという事です。

ただし何かミスしたり、マイナス面での悪評も一気に広がっていく事があるという認識も必要です。
口コミや噂は一瞬にして広がり徐々に薄れていくものですが、Webの世界は実社会よりもシビアな面がありますので、そのあたりの特性を理解した上で有効に利用する事をお勧めします。またWebは記録媒体である事を認識しなければいけません。
Facebookに限らず、一度流した情報は文字、画像として残るものなのです。しっかりとした理念の下、担当者が責任を持って運営する事が社内での課題です。

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