「サーバーとアップロード&ダウンロード」
ホームページという物は、原則としてテキストファイルで構成されます。その他、写真や動画などのファイル、動的なプログラムファイルを必要に応じて使うわけですが、ここでは文章と画像だけで構成されたオーソドックスなサイトについて考えてみます。
テキストファイルを「.html」という拡張子で保存して、全体の構成を作っていきます。画像は「images」というディレクトリ(フォルダ)に入れていきます。
自分のPC内で内部リンクや画像の表示、レイアウトなどを確認した後、いろいろな人に見てもらうために、サーバーという場所に公開する必要があります。
この作業をサーバーに上げるという事で、「ファイルのアップロード(アップ)」と呼びます。
よく「情報をアップしておきました」とか使われる「アップ」という言葉、これは情報をサーバーにアップロードしましたという意味で使われています。
また、普段インターネットで様々なサイトを閲覧している事は、サーバーに置かれた情報を自分のPCに取り込んでブラウザソフト(IEやSafariなど)で見ています。
これをサーバーから落としてくるという意味で「ダウンロード(DL)」と言います。
ファイルのアップには、まずサーバーを契約する必要があります。サーバーには様々な種類と会社がありますが、まず種類を大きく分けてみます。
・ 有料のレンタルサーバー(ホスティングサービス)
・ 無料のレンタルサーバー
・ プロバイダ提供のホームページスペース
・ 自作サーバー
趣味で運営するなら無料やプロバイダ提供でも問題ないでしょう。ビジネスで運営するなら有料のレンタルサーバーを利用すべきです。
利用料は年額数千円から数万円まで会社によって様々です。
自社の運営規模やスタイル、そしてサーバーの信頼性と環境(仕様環境)を比べ、ランニングコストを計算した上で選ぶ必要があります。
サーバーにアップするためには「FTPソフト」が必要です。Windowsでの製作環境ならば、「FFFTP」や「Smart FTP」などがフリーソフトで配布されています。
本体をアップする場所は、サーバー会社によって異なりますが、大抵は「public_html」や「htdocs」に入れていく事になると思います。これをホームディレクトリと呼びます。
その他「cgi-bin」や「secure」ディレクトリを別途用意しているサーバーもありますので、サーバー契約の際にいろいろ確認してみましょう。
「どこのサーバーを利用したらいいか?」
という質問は多く受けますが、私はビジネス契約をしている決まったサーバーを利用しますので、ここが良いというアドバイスは出来ません。強いて言うなら、私が提携しているサーバーを利用されますか?という事だけですね。
またサーバーによって仕様環境が異なりますので、当事業所に依頼された案件は、全て当事業所が提携するサーバー(二社あります)で管理しています。